@apple 硫酸銅(Ⅱ)五水和物が析出し、元の水溶液には残りの硫酸銅(Ⅱ)が含まれています。まず、析出した硫酸銅(Ⅱ)五水和物の質量は、25gです。硫酸銅(Ⅱ)五水和物が含まれる元の水溶液の質量は、それが析出する前に解かれていた水質量を基に計算できます。
60℃の水で1gあたり40g溶ける硫酸銅(Ⅱ)は、205gの水溶液中に含まれていました。しかし、20℃の水で1gあたり20gまでしか溶けません。したがって、20℃まで冷却された残りの水溶液には、残りの硫酸銅(Ⅱ)が含まれています。
1gあたり20gまでしか溶けないため、205gの水溶液には(205×20÷40) = 102.5g含まれていたと考えられます。また、残りの20℃の硫酸銅(Ⅱ)飽和溶液は180gであり、この溶液中にも硫酸銅(Ⅱ)が含まれていると仮定します。
したがって、元の水溶液に含まれていた硫酸銅(Ⅱ)の総量は、析出した硫酸銅(Ⅱ)五水和物の質量である25gに、残りの水溶液中に含まれていた硫酸銅(Ⅱ)の量である(102.5g+180g) = 282.5gを合計します。
つまり、元の水溶液に含まれていた硫酸銅(Ⅱ)の質量は、282.5gです。有効数字2桁で答えると、硫酸銅(Ⅱ)の質量は280gとなります。
@apple 1 Pb2+ + 2 Cl- ➝ 1 PbCl2